友人の話

2008年11月02日

Posted by sinnosuke at 03:01 │Comments( 4 ) 沖縄日記

2008年11月1日
ものすごく久しぶりに書きます。
いたって元気です。
沖縄に戻ってきて一番、毎日のペースを持って
過ごしている気がします。

今日は、とても書きたいことがあって
ブログを開きました。
かなり自分ごとですが、
高校以来久しぶりに会った友人の話です。
今日は、その彼の結婚式でした。

仮に彼をKとします。
たまたま昨日、共通の友人にバッタリ会って
Kの事を聞くと、今日の結婚式の話を聞き、
どうしても行きたくて、二次会に勝手に行きました。
彼の事を書こうと思ったのは、ある意味
稀に見る男だからです。

Kは、高校一年生の時の同級生です。
それぞれ別々の中学校からたくさん集まっていましたが、
Kは、みんなの心をつかむことに関して天才でした。
そういう人がクラスに1人いると思う人がいるかもしれませんが、
彼の場合は、学年の雰囲気までリードしていきました。

その波及効果で全国一すばらしい高校生活が送れたと思っています。
ぼくは、そんなKから気付かないうちに
いろんなことを吸収したんだろうなと思います。
今考えてみても、彼ほど人をひきつける人を、私は知りません。
今日のブログはただの友達自慢です。
本人が、またはその友達も見るはず無いだろうと思い、
書いてます。

Kは、分け隔てありませんでした。
クラスのみんなを必ずどこかでフォローしました。
ひとりひとりのいいところを、ネタに、ときにやさしく
ときにいじわるに、みんなと共有していきました。
結果的に、クラスのみんなに「たのしい居場所」を作りました。

僕はそんなKのことをうらやましいとか、妬むことはありませんでした。
そうすると彼の良さが半減するような気がして、その波に一緒にのって
いい空間が生まれることが彼に対する敬意のしるしでした。
周りの仲間も同じように思っていたのじゃないかな。

Kは、信じていました。
ひとりひとりがおもしろいことを、そして団結できるということを。

そういうことを、言葉でなく、理念でなく
行動の中で自然とやっているからいいのでしょう。
ぼくの好きな歴史家ミシュレの言葉の中にこういうものがあります。
少し長いですが引用します。

「才気はあり余るほどあります。しかし人物はまれです。
力は時に大胆不敵に人の心を奪いますが、しかし、力強い人
先の見える人、辛抱強い人、学問と経験、本能と熟考、
思弁と行動との間でバランスの取れたひとのところにのみ
留まります。こういう人が人間です。彼は賢者で民衆です。」

たぶん今日いいたかったのはこれです。
たったひとりの人物から、世界は本当に変わってしまうんだよ、と。
ぼくはそれを隣にいる人にも信じ、
自分の中にも信じています。

ではまた、気が向いたら近況や
沖縄のこと、農業のこと、まちづくりのこと
書いていきたいと思います。今日はここまで。







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この記事へのコメント
久しぶり~と言っても、職場で顔を会わしていますが(^_^)

とてもいい話ですね。
これから先の人生(もうちょっと年を重ねてからかな)で、機会があればKくんに思いを伝えてあげてください。
Kくんも人間です、これまでもこれからも自分になりに悩んだり立ち止まったりしする事があると思います。
そんなときに、無意識に「自分が他者に与えていた鋭気」を知る事ができたら
Kくんはきっとより以上の大きな人間になると思います。

心が和む話をありがとう。

そうそう、そういう君も、すごくパワーがあってみんなが元気になるエネルギーを振りまいていますよ。
いつもまじめに取り組む姿には感謝です(^_^)
Posted by ときまま at 2008年11月02日 13:41
久々に、みなみの言葉に触れた気がする。

相変わらず、
何の抵抗も無く
すぅっと染込んでくる言葉を放つなぁ。
そして色んなヒントをくれる。

君も稀に見る人物やで、 ありがとう。
達者で何よりだ。
Posted by あらき at 2008年11月07日 23:18
お前も俺の自慢の友達だ。
Posted by ユーカ at 2008年11月10日 19:33
元気そうで何より。

よい言葉をありがとう。
Posted by まる at 2008年11月14日 16:46
 
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